須ラク臾ムベシ

今読んでいる本。
図解雑学 現代思想 (図解雑学シリーズ)

現代思想ってのは、デカルト以来の二元論の前提条件である「我思う、故に我あり」を批判して云々、とかいうことらしい。とにかくニーチェとかフロイト、ソシュールあたりから始まる色んな哲学のことらしい。
試験の評論で出題されるような「考え方」って、いわゆる現代思想から来ているものも多い。当たり前だけど。

まあ、メルロ・ポンティをフランスのお菓子か何かだと思っていた僕に、彼／彼女の思想がこうだ、とあれこれ言う権利はない、勉強するのみ。

この本を読み終わったら、何を読もうかなあ。
まずは原点とばかりに、古代ギリシアの思想を学びに行くか。
近代哲学から始めるとして、デカルトとか？　
あるいは今回ちょっと好感をもてた、ウィトゲンシュタインを学ぶか。

こうなるともう倫理の授業に参加したくて仕方がない。というか僕は生来的に、こういう思想に関することは他者との会話によってしか習得できないような気がする。どうも哲学は、僕には論理的であるとは思えないから、ちょくちょく疑問や違和感が噴出する。それをその都度解消していかないと僕は前に進めない。だから一人じゃ習得できない、適切な他者の援助が必要だという、感じかな、よくわかんなくなってきた。
数学や物理なんかは単純でいいんだけどね。突き詰めると一緒なのかな？　

つまり僕にとっての論理というのは、まさに記号論理学みたいな、ガチガチなイメージなんだな。それでいて「論理に沿っていれば、何事もすべて流れるように理解できる」という考えが僕の中にはある。だから実存主義だのディスクールだのといった容易にはその概要をつかみにくい言葉が出てくると、すぐ「これは論理的ではないな」とか思ってしまって、そんな自分にゲンナリする。