忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/05/05 05:33 |
中身のない更新
気楽だなあ、僕は。

最近は学校終わって帰宅して、夕飯を食べて、ネットを小一時間やって、図書館から借りてきた本を読み、眠くなってきたところで風呂に入る。風呂からあがると、すでに夜の1時をまわっている。仕方なしにさっさと布団に入る。翌日の準備などはおろか、予習復習さえも手に付かないという、このところの怠慢。

でも好きなブログはちゃんと読んでいるし、気になったことはしっかり調べて本も読む。やる気がない、充実していないと言えばうそになる。

勉強をし始めれば、2,3時間程度かるくできるのだが、最近は以前にもまして授業に集中しているので、家に帰ってまで勉強する気力がわかない。
まあ悩んでいるわけではなくて、覚えることが増えてたまんないとかそんな事態も、幸いにして記憶力がよいので生じていない。ちなみに今回の中間考査の平均点は88.6点。現代文だけ64点という惨事だったので、それを除けばかるく90点は超える。

まあ現代文については後述するとして、今回とみに得点が高かった(といっても5点くらいだけど)のは、ひとえに試験勉強が楽しかったから。とくに古典。理系教科は定期考査程度なら楽に取れるからね。
古典について言うと、なぜか突然その情景が脳裏にさあっと、鮮やかに浮かんだ。問題集に乗ってる課題文を読んでいた時のことだが。その体験の後は、人物の行動や感情の動きがよく分かり、勉強もよく進んだ。僕はいま、古典の勉強がとても楽しい。いいことだ。

技巧的な発見も幾つかした。助詞「て」の前後は同一人物の行動であることが多い、とか。


現代文は、まあクラス平均が40点台前半、クラス最高点でさえ70点を超えないという、非常に厳しい採点だったことを考慮すれば、まあまあだったのではないかと。評論が悪かったのは心に留めておかなければいけないけど。



話変わって最近読んでる本の話。当然、図書館に頼ります。
人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書)
レトリックのすすめ

上の本は、以前書いた「主観と客観」について考えを深めようと思って借りた。興味深い個所は幾つかあったけれど、全体を見れば筆者自身の回想が半分くらいあって萎えた。ただ、清少納言と兼好法師の美意識の違いとか、それぞれの作家が「をかし」と「あはれ」を多用することについては、目から鱗が落ちた、かも。

下の本はおすすめ。レトリック(修辞)というのは、とかく日本では嫌われているような気がするが、これを知っておくと文章を書く時に重宝するし、文章の構成を考える上でも非常に使い勝手のいいツールになる。そのうえ、レトリックは小難しい文章を読み解く際にも力を発揮する――小説から、評論から、古典まですべてに通用する。
この本の特徴は、例文の量が多くて、本の厚みの3分の2を占めていることである。何といっても。取り上げられている作家は、夏目漱石や森鴎外から、『徒然草』の兼好法師や『枕草子』の清少納言まで、多岐にわたっており、質のいい文章をたくさん読むことができる。なぜ彼ら/彼女らの文が教科書に採用されているのかがよく分かる。んん、こういった文章技巧を学校で解説すれば、国語を勉強しよう、あるいは国語とは勉強することで伸びる教科だという実感を与えることができると思うのだけど。

なおレトリックのすすめについては、こちらのレビューを見たほうがよくその魅力が分かります。
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「レトリックのすすめ」でマスターしたい12の文彩



いやほんと、長文書くのがあんまり苦痛じゃなくなってきました。密度が保存されているかというのは、また別問題ですが。それでは。
PR

2009/05/29 20:49 | Comments(0) | TrackBack() | 雑記

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<徒然化学 | HOME | 将来の夢>>
忍者ブログ[PR]