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2024/03/29 07:27 |
カーボンナノチューブで作る人工筋肉
カーボンナノチューブで作る人工筋肉 - スラッシュドット・ジャパン
>長いリボン状のカーボンナノチューブを編んだような構造
>空気のように軽く、鉄よりも固く、ゴムよりも柔軟
>電圧を加えることにより人間の筋肉のように収縮
>「人間の筋肉の4000倍」という高速の収縮
>この特性は-193℃という低温や1627℃という高温でも維持される

ということらしい。

さて、カーボンナノチューブというのは、皆さん一度は耳にしたことあると思います。
その特徴や製造法は、技術開発機構のウェブページが非常に詳しいので、一読すべし。
あとこれを発見したのは日本人である、ということも覚えておきたい。

カーボンナノチューブは様々なすぐれた特性を持っており、
工業的に広く活用されることが期待されています。
テニスラケットに練り込んだりバドミントンラケットの素材にされたりしていますが、
やはりネックとなるのがその価格でしょうか。
市場分析の本(156頁)でさえ157,500円という破格

これは2005年の記事からの情報ですが、
先端素材「植物系カーボンナノチューブ」の環境浄化への応用
純度100%のチューブが1kgあたり100万円もする一方、
純度84%程度だと1kgあたり1万円と、
その価格はかなり純度によって変わってくるようです。

今年に入ってからのニュースだと、こんなものがありました。
高品質カーボンナノチューブ 大分で量産化【大分のニュース】- 大分合同新聞
>昭和電工(本社・東京)は十九日、樹脂複合材の新たな添加剤として、
>世界最高水準の高品質カーボンナノチューブ(筒状炭素分子)を開発し、
>量産に乗り出すと発表した。

ということで、これからどんどん安くなるのかもしれません。

なんかいろいろ検索してみたけど、
サイトによって、また年によっても価格がまちまち。
カーボンナノチューブの形状によってもまちまち。
結局いくらするんだよ! って思いました。


最近は確か、高校化学の教科書にも載ってます。カーボンナノチューブ。
教科書と言えばついこのあいだ、こんなニュースがありましたね。
asahi.com(朝日新聞社):ゴム状硫黄「黄色」です―17歳が実験、教科書変えた
>ゴム状硫黄は、硫黄原子が鎖状に並んでできた硫黄の同素体。
>現在使用中の教科書10種類には「褐色・黒褐色・濃褐色」とあり、
>大学入試でも「褐色」が正解とされてきた。

>純度98%の硫黄粉末や99%の硫黄華で作ったゴム状硫黄は褐色や黒色で、
>試験管に黒い物質が残った。だが99.5%の結晶硫黄だと黄色になり
>試験管に何も残らなかった。

>そこで、黄色いゴム状硫黄に鉄粉を混ぜて溶かし、再びゴム状硫黄にすると褐色に変わった。
>鉄粉が多いと黒色になった。純度99%以下の硫黄は、不純物で褐色や黒色になると分かった。

こういったわずかな量の不純物で、物質の色が大きく変わってしまうというのは、
実は鉱物の世界では日常茶飯事だったりします。
例えば、ルビーとサファイアはともにコランダム(酸化アルミニウム)という鉱物ですが、
コランダム自体は無色です。酸化鉱物は基本的に自身の色を持っていません。

しかし、コランダムにクロムが0.1%ほど含まれるとピンクサファイア、
もう少し多く含まれると赤いルビーになります。
(ただしクロムの含有量が5%を超えるあたりでは、全体が灰色っぽくなってしまう)
鉄が含まれると青いサファイアになります。

宝石になるような美しい色のものは、なかなか見つかりません。
だから高いんだし、イミテーションが出回ったりするわけです。
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2009/03/25 11:31 | Comments(0) | TrackBack() | ニュース

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